「英語の格言」カテゴリーアーカイブ

英語の格言㉞

久々の「英語の格言」のコーナーです。

短いながら、心に残る格言

(英語ではproverbと言います)をご紹介します。

是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

The roots of education are bitter, but the fruit is sweet.

(教育の根は苦いが、その果実は甘い。)

 

アリストテレスの言葉です。

興味深いことに、日本の医学者である野口英世も、

同じような事を言っています。

人間の感じることに、古今東西の違いはありませんね。

 

ここでいう「教育」は、何か新しいもの身に着ける事、

と言い換えられるかもしれません。

あるいは、広い意味では、色々な経験を通して

自分自身を磨く過程を表している、とも取れるでしょう。

 

英語学習もまさにこの格言が当てはまります。

学習のプロセスは、言い換えれば試行錯誤のプロセスです。

いい思いもしますが、残念な思いも避けては通れません。

 

ですがそれを続けていくと、ある時にふと、

今まで学習してきた内容が、以前よりも

自分の物になりつつあることに気づきます。

そしてそこからさらに続けていくと、

その身に着けた語学が、

自分に色々な可能性や自信など、良いものを与えてくれます。

 

大事なのは、諦めない事と、人と比べない事。

自分の足元だけを見て、進んでいきましょう。

 

歩き続けた先にふと振り返ると、

そこには全く違った風景が広がっているかもしれません。

 

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Koji Nakanome

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恒例の、「英語の格言」のコーナーです。

短いながら、心に残る格言

(英語ではproverbと言います)をご紹介します。

是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

“We have two lives, and the second begins when we realize we only have one.”

– Confucius

 

(私たちには二つの人生があるが、実は一つしかないと気づいた時、二つ目が始まる。)

 

Confuciusって誰でしょう?

西洋人の名前にも思えますが、実はこれ、

漢文の時間に習う「孔子」です。

 

実は私もつい先日この格言を知りました。

いつも見ているアメリカのニュース番組があるのですが、

その終わりに、パーソナリティの男性が

この格言を引用していて、早速調べました。

 

深い言葉ですね。

そして2500年も前に生きた人間の言葉が、

今だに私たちをハッとさせてくれることに驚きます。

 

人によって解釈は違うでしょうが、

自分の人生に終わりがあると「実感」した時、

物事がそれまでとは違って見える、という事なんだろうと

思います。

 

先日、甲子園が終わりました。

それを見ていて、一つ思ったことがあります。

なぜ、球児たちはあそこまで懸命になれるのか、と。

 

おそらくそれは、「プロにつながる道だから」という

他にも、

「高校での3年間の集大成だから」

「自分にとっては、これが最後の大舞台だから」

という理由もあるのではないでしょうか。

 

高校に10年間在籍する、というシステムがあったとしたら、

甲子園の重みも薄れるはずです。

「ああ~もう5回目だ。いい加減飽きたな~」

「また来年あるんだから、そんなに頑張んなくてもいいか」

 

今年しかない。

最後だから。

 

そういった「終わり」をリアルに実感するからこそ、

努力もするだろうし、一生懸命プレーするのでしょう。

 

私達は悲しいかな、物事は有限だと分かっていても、

まるでずっと続くかのように振舞ってしまいます。

もちろん、常に「終わり」を考えると、大切さを通り越して

今度は恐れが出てきてしまうので、バランスが大事です。

 

何かに退屈したり、

やる気が出なかったり、

自分の持っているものがちっぽけに感じた時、

思い出したい格言ですね。

 

 

それでは、次回もお楽しみに!

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是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

One today is worth two tomorrow.

 

(「今日」は「明日」の2日分の価値がある。)

 

アメリカの政治家であり科学者でもある、

Benjamin Franklin(ベンジャミン・フランクリン)の言葉です。

アメリカ独立宣言の起草者として有名な政治家ですが、

私にとっては「嵐の中で凧あげを行った人」という

イメージのほうが強いです(笑)。

 

この格言は、

「明日ではなく、今日やることに意味がある」

と解釈できるでしょう。

 

行動することそれ自体には今日も明日もなく、

常にその価値は変わらないと思いますが、

それを先延ばししたり躊躇したりせずに

直ぐに取り組んでみろ、というメッセージも受け取れます。

 

英単語だって、毎日1個覚える!と決めたのに

今日サボってしまえば、明日は2個になりますからね。

「今日1個覚えることは、明日2個覚えることと同じ」です。

 

焦ったり、強迫観念に駆られて何かをすることが

良いとは思いませんが、

本当はやらなければいけない、

やる理由が充分にある事を目の前にして

「やりたくないな」「明日でいいかな」という

怠け心が顔を出したときに、

是非思い出したい言葉です。

 

多くの場合、思い切って取り組んでみると、

気持ちが思いのほか軽くなりますからね。

 

それでは、次回もお楽しみに!

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恒例の、「英語の格言」のコーナーです。

短いながら、心に残る格言

(英語ではproverbと言います)をご紹介します。

是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

There is always light behind the clouds.

(雲の向こうは、いつも青空。)

 

アメリカの女性小説家、

Louisa May Alcott(ルイーザ・メイ・オルコット)

という人の言葉です。

あの有名な『若草物語』の作者ですね。

 

これも、私が好きな格言の一つです。

 

短い文ですが、

困難や試練の後には、良いものが待っている、

希望はすぐそこにある、

という前向きな気持ちを端的に表しているように思います。

 

折しも受験が終わり、

4月からは新しい生活が待っています。

 

受験という雲を抜けた先に青空が見えた

と思える人もいれば、

新しい生活に対する不安の先に、

充実した日々が待っているんだと

解釈する人もいるでしょう。

 

これから5月頃までは

色々な局面で大小さまざまな変化が起こります。

 

時には不安に思うこともあるでしょう。

その時に是非思い出したい言葉ですね。

 

それでは、次回もお楽しみに!

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英語の格言㉚

久しぶりです!

恒例の、「英語の格言」のコーナーです。

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是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

Don’t let your brain interfere with your heart.

(頭脳に心を邪魔させるな。)

アインシュタインの言葉です。

 

私が初めてこの言葉を耳にしたのは、

大学時代です。

個人的に、ハリウッド女優のメグ・ライアンが

好きだったので、

英語の学習もかねて、彼女の出演作を多く見ました。

 

その中の一つ、

「星に想いを(1994)」(原題:I.Q.)

の中で、アインシュタイン(ウォルター・マッソー)が、

自動車整備工のエド(ティム・ロビンス)との

恋愛が進展しない孫娘の数学者キャサリン(メグ・ライアン)に

この言葉を伝えるシーンがありました。

 

その当時は、「ふ~ん」という感じで

聞いていたのですが、近年、この言葉が

折につけ脳裏をよぎるようになり、その意味を

再確認する機会が多くなりました。

 

この映画では、自動車整備工とアインシュタインの孫という

格差恋愛の状況で、「学歴など気にせず、

好きという気持ちに素直になりなさい」という

メッセージでしたが、

この格言は恋愛にとどまらず、

人の生きざまそのものに当てはまるのではないかと

思いました。

 

「頭(=理屈)で考えすぎていないか?」

「頭で思った通りに現実が進むと思い込んでいないか?」

「頭で考え、勝手に希望を持ったり、絶望していないか?」

 

この時期は大学入試真っ盛りですが、

ここは当然ながら、「頭」の世界です。

入試データや大学偏差値、その後の人生の展望など、

殆どの事が情報として与えられ、論理思考で処理され、

道を決めることになります。

「なんかこの大学好き!」という理由で

道を選ぶ人は少数派でしょう。

 

ですが、

緻密に計算して臨んだ入試に失敗する事もあります。

逆に一か八かで合格することもあります。

この大学に行けば将来安泰なんだと分かっていても、

どうも頑張る気力がわかないこともあります。

逆に、周りに反対されても、

どうしてもここに行きたい!という熱意で

突き進める場合もあります。

 

人生は、ほとんどの場合、

良くも悪くも頭で考えた通りには行きません。

大事な局面では、自分の気持ちや直観が、

進むべき道を示してくれることもあります。

 

そんな時、是非この言葉を思い出して、

自分の気持ちに素直になりたいですね。

 

 

 

それでは、次回もお楽しみに!

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久しぶりです!

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是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

When you come to a roadblock, take a detour.

(行く手をふさがれたら、回り道で行けばいい。)

米国の実業家、メアリー・ケイ・アッシュという方の言葉です。

 

コロナ禍が始まってから、

それまでに当たり前のように思っていた事が

出来なくなる日々が続きました。

旅行や娯楽活動は言うに及ばず、

素顔で外を歩いたり、他人とおしゃべりする事さえ

憚られるようになりました。

 

でもそんな中でも、人々は逞しく、

一つの道がダメなら別の道を考えて生きています。

 

一例として、

英語を含めた「学習」の面で言えば、オンラインレッスンが

爆発的に増加しました。一説には、平均値で

前年度の2倍に達するとのことです。

確かに対面に比べれば臨場感や感覚が伝わりにくくなったり、

通信状況によっては途切れ途切れになってしまったりと

不具合ももちろんあります。

しかし、

「それまでのやり方がダメなら別の方法で最善を尽くす」

という、今回の格言が正に当てはまるような

気がします。

 

人生には困難が付きものです。

そのような事態に出くわしたときには、

真正面から取り組むことも大事ですが、

それがダメだと悟ったら、柔軟に別の道を探せるように

なりたいものです。

 

 

それでは、次回もお楽しみに!

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What worries you, masters you.

(あなたを心配させるものが、あなたを支配する。)

英国の哲学者、ジョン・ロックの言葉です。

 

まさに今の日本や世界の状況を言い表していますね。

コロナ禍の中、様々な心配・不安・恐れが蔓延しています。

 

このような状況下で、

心配「しない」ことは不可能ですが、

心配「しすぎない」ことは、心の持ちようで

可能だと思います。

 

それらに支配されないよう、気持ちを強く持って

生きたいですね。

 

 

 

それでは、次回もお楽しみに!

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Often you have to rely on intuition.

(しばしば、直観が頼みの綱になる。)

 

マイクロソフト社の創業者、ビル・ゲイツの言葉です。

 

私がこの格言を知ったときは、意外な気がしました。

ビル・ゲイツのような超一流のビジネスマンは、

きっと物事を先見の明と、そこから導き出される

理屈で考えているのだろう、と

想像していたからです。

 

直観などという曖昧なものに頼って大丈夫なのだろうか??

と思ってしまいますが、

実際、人間の意志決定のかなりの部分が、

直観やインスピレーション、何となく、などという

曖昧な部分でなされている、という話を

聞いたことがあります。

 

確かに理詰めで考えるのも大事ですが、

それで行き詰ってしまった場合は、

思い切って直観に頼ってみるのも大事かもしれませんね。

 

言われてみれば、

私個人の経験としても、初めて母校(大学)を訪れた時に、

理屈抜きで、「あ、この大学に行きたい!」

と強く感じたことを覚えています。

その想いが、受験勉強が上手く進まず苦しいときに

自分を助けてくれたのは間違いありません。

 

頭で考えても答えが出ない時、

思い出したい格言ですね。

 

それでは、次回もお楽しみに!

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Before you point your fingers, make sure your hands are clean.

(人を指さして非難する前に、自分の手が汚れていないか確かめろ。)

 

以前も別の格言でご紹介した、レゲエミュージシャンの

ボブ・マーリーの言葉です。

 

耳の痛い格言ですね・・・。

 

今回のコロナ騒動でも、

恐れや不安感、怒りに駆られた一部の人が、

他人を非難する報道を何度も目にしました。

 

その気持ちもわからなくはありません。

自分が苦しいときに、どうしても他人は楽に見えてしまうもの。

自分が追い詰められているとき、

思わず、普段自分が持っている良識、善良さの壁を越えて、

他人に対して口ぎたない言葉や敵意が向いてしまう事も

無い事とは言えません。

私自身にもそのような恥ずべき経験は少なからずあります。

 

でも、面白いことに、

指さしている自分の手も、きっと汚れています。

自分は悪くない、という人にも、

おそらくは何分かの非もあるはずです。

 

結局、お互いを許しあう事で、

色々なものが成り立っているのではないか。

相手も至らないかもしれないが、自分だって至らないんだ。

結局は「お互い様」なのではないか・・・

と、思います。

 

苦しさのあまり、

周りを傷つけそうになった時、

思い出したい格言ですね。

 

それでは、次回もお楽しみに!

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英語の格言㉕

恒例の、「英語の格言」のコーナーです。

短いながら、心に残る格言

(英語ではproverbと言います)をご紹介します。

是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

FEAR is spelled

False

Expectations

Appearing

Real

(「恐れ」とは、「真実のように見える誤った予測」と綴る。)

 

作者は不明ですが、

私の好きな格言の一つです。

 

今の日本はまさに、

この状態に陥っていると

言っても過言ではありません。

 

「大丈夫、きっと良くなるよ!」

という言葉は

「楽観的」「愚か」「無責任」「根拠はあるのか」

と一蹴され、悲観論やマイナスの事を言えば言うほど

「現実的」

であるとばかりに皆、耳を傾けます。

 

確かにその一面もないとは言いません。

しかし人は、

ひとたび恐怖に取りつかれてしまうと、

「これは現実的だ」と言いながら、

恐れを大きくする方向に進んでしまいがちです。

その結果、現実を自らの手で悪化させることにもなります。

トイレットペーパーの買い占めなどは、

このことの良い例です。

 

恐れに飲み込まれている人にこの言葉を言う事が

どれほど無意味であるかも分かります。

 

しかし、

恐れに立ち向かい、本当の意味で現実を見つめた時

自分の取るべき、全く違った選択肢が見えてくることも

あるはずです。

 

その道を歩く勇気を持ちたいものです。

たとえそれが、皆の言っている事や

取っている行動とは違うとしても。

 

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