英語の格言㉝

恒例の、「英語の格言」のコーナーです。

短いながら、心に残る格言

(英語ではproverbと言います)をご紹介します。

是非機会があったら使ってみてくださいね。

 

“We have two lives, and the second begins when we realize we only have one.”

– Confucius

 

(私たちには二つの人生があるが、実は一つしかないと気づいた時、二つ目が始まる。)

 

Confuciusって誰でしょう?

西洋人の名前にも思えますが、実はこれ、

漢文の時間に習う「孔子」です。

 

実は私もつい先日この格言を知りました。

いつも見ているアメリカのニュース番組があるのですが、

その終わりに、パーソナリティの男性が

この格言を引用していて、早速調べました。

 

深い言葉ですね。

そして2500年も前に生きた人間の言葉が、

今だに私たちをハッとさせてくれることに驚きます。

 

人によって解釈は違うでしょうが、

自分の人生に終わりがあると「実感」した時、

物事がそれまでとは違って見える、という事なんだろうと

思います。

 

先日、甲子園が終わりました。

それを見ていて、一つ思ったことがあります。

なぜ、球児たちはあそこまで懸命になれるのか、と。

 

おそらくそれは、「プロにつながる道だから」という

他にも、

「高校での3年間の集大成だから」

「自分にとっては、これが最後の大舞台だから」

という理由もあるのではないでしょうか。

 

高校に10年間在籍する、というシステムがあったとしたら、

甲子園の重みも薄れるはずです。

「ああ~もう5回目だ。いい加減飽きたな~」

「また来年あるんだから、そんなに頑張んなくてもいいか」

 

今年しかない。

最後だから。

 

そういった「終わり」をリアルに実感するからこそ、

努力もするだろうし、一生懸命プレーするのでしょう。

 

私達は悲しいかな、物事は有限だと分かっていても、

まるでずっと続くかのように振舞ってしまいます。

もちろん、常に「終わり」を考えると、大切さを通り越して

今度は恐れが出てきてしまうので、バランスが大事です。

 

何かに退屈したり、

やる気が出なかったり、

自分の持っているものがちっぽけに感じた時、

思い出したい格言ですね。

 

 

それでは、次回もお楽しみに!

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仙台の英会話教室 Sophia English School

Koji Nakanome

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